2021.9.27 お願い〜農場に遊びにいらっしゃる時に、お土産は・・・

だって嫌いなんだもの

「今日は、奥さんの親友が家に遊びに来ていました」

ー 家族サービスディでしたか

「そいうのじゃないです。かれらは茨城県の田舎で有機農業をやっています。みんなで農場を経営し、自給自足に近いライフスタイルです」

ー 自給自足! すばらしい!

「埼玉県にも同じような有機農業の団体があります。自給自足が基本です。この2つの農業者団体に共通していることは、どちらも思想から農業へ入っていった人たちであることです」

ー 農業に憧れて自給自足なんでしょうか?

「代々の農家で、こういう人はほとんどいません。1960年代にアメリカで興ったカウンターカルチャーの流れを受けています。彼らは否定するでしょうが、本人の自覚レベルを超えて時代の影響を受けるのが人間です。かれらのファッションが、すでにカウンターカルチャーなのです」

ー ファッション? 

「あるいは、加藤登紀子の旦那さんの藤本敏夫は、全学連委員長で、有機農業もやったりしていて、今のオイシックスとかの前身となる組織を作った。そもそも有機農業というものが、1960年代の世界的な思想を大きく反映しているものです」

ー なにか気に入らないことでもありましたか?

「今日、どうして私がこういうことを書くかと言うと、うちの奥さんが、友達の家の事情などを聞いて『旦那さんが子供の世話に協力的で、夕食まで作って、なんなら週に1回かならず休みがあって、子供と遊ぶ』などの話をしたからです。もちろん、うちの奥さんが、私に対する不満から言ったことでないことは100も承知です。まして、うちは自営業で、彼らは共同体の、いわばサラリーマン農業ですし、私とは違います。それを、だれよりも分かっているのはうちの奥さんです。私のお袋も、自営のオヤジのことは分かってあげられなかった。だから、私は奥さんに感謝しています。農業収入を1円も家に入れないで、文句の一つも言わないなんて……涙が出る」

ー ええと、なにが言いたいのかわかりません。自分の中で折り合いはついているのでしょうか

「……いや、でもやっぱりモヤモヤする。このモヤモヤの正体は何なのか⁉︎ 」

ー はいはい

「結局ですね! 私は有機農業を思想でやっている人たちが嫌いなんです!」

ー おっと

「彼らはオシャレだったりします(笑)。商品パッケージも見栄えするんです。私は、自分の思想や行動に自覚的でありたいと思っています。その時代の中で、その時代の制約や限界を精一杯生きて苦労している人が好きですし、また尊敬しています。泥臭くていい。人間本来の正直な姿で挑めばいい。農業なんてそういう職業だと思っているのに」

ー ファッションてこのことだったのか

「これは同族嫌悪ですね。有機農業は、どうしても、どこかチャラチャラしています。この間、Sちゃんが来ましたけど、Sちゃんの知り合いの農業者、やっぱり私からするとチャラチャラしているように見えます」

ー ライフスタイルとしての農とガチの農、これは別物ということなんですね。

「結局、私は、自分が、商売や営業に、心底向いてないと思います。哀しくなります」

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