2021.9.27 お願い〜農場に遊びにいらっしゃる時に、お土産は・・・

古い自転車を改造

ー 天候のせいでネギが全滅したって……聞きました。

「仕切り直し。リセットします」

ー なんと申し上げていいか。あんなに精魂込めて栽培していた完全有機栽培のネギが……

「農作業は、次から次に作業が溜まっていきます」

ー除草剤を使わないためどんだけの時間と体力を使ったか、それが全滅とは……


「落ち込んでいますが、膨大な片付け作業は一刻を争うものでもあります。今やらねばなりません。後回しにしたら余計に仕事が増える一方だ」

ー まずは何から?

「草が生える前に片づけて、次期作に備え、前倒しの急ピッチで進めなければならない。とはいえ、この37度の炎天下での作業はキツイ。朝と夕の涼しい時間帯を狙って一気にやっつける必要があります。神田大浦農場では様々な器具を作って効率化を図っています」

ー すごいなあ。次から次へと。落ち込んでられませんね。


「AX(アナログ・トランスフォーメーション)を大切にしています。細かい作業に合わせた、かゆい所に手の届く器具が必要です。DX(デジタル・トランスフォーメーション)は今のところ役に立たない。なぜなら、デジタルで解析したデータを活用するには、その末端のインターフェース(ハード面)の開発と、そのための圃場整備が必要になるからです。機械やデータ活用に合わせた栽培体系を1から作ることになる。そういうものなんです。現場の落とし込みに必要なアイデアは、私はバーゲンセールをしたいくらい、いっぱい持っています」

ー それはどこかで伝えていかないと

「いづれどこかで公開したい。15年くらいずっとノートに書いてとってあります。さて、ここのところ凹んでいたのと、熱くて作業が出来ない間に、いくつか器具を作りました。今回時間がかかったのは、各種資材の巻き取り機です」

ー それがこの自転車みたいなもの?


「古い自転車をもらってきて、改造しました。10㎝の違いにこだわったために、何度も溶接をやり直しました。農家仲間には、耕耘機とか使えばいいんじゃないと言われました。でも、電気やエンジンの動力を使うと本当に危ないんです。私の知り合いで、トラクターの軸に棒を突っ込んで、廃ビニールを巻き取ろうとして、腕が巻き込まれて、片手を落とした人がいます。グルグル体ごと回転して、ついに引きちぎれた。そういう事故になります。恐ろしいんです」

ー 十分に注意しても事故は起きるんでしょうね

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