オツベルとミツバチ

ー どうしたんですか、このミツバチ?!

「受粉している時間がなくなったので、ついにミツバチを投入! でもあまり働いてくれない……気温が低いと働きが悪いんですよね。明日は雨だし。ここ2、3日が勝負なのに。う~困った」

ー 昆虫をも使うんですか!

「経営者として合理的判断を下す自分と、サラリーマンとして使われる立場の自分が、どうやっても折り合いをつけられない。この二項対立は、人類最大のテーマだと気づきました。蜂さん、ごめんなさい。私はオツベルです」

ー 宮沢賢治の白い象をこきつかった資本家、オツベルの話ですね

「私はオツベルの時もありますが、仕事の世界では、象(純真無垢で騙される)のほうが多い。その時その時に、私は深く傷つき、考え込みます。でもそれでいいと、私は腹をくくっています。現実主義・実存主義です。だから、私はニーチェが好きです」

ー 搾取されて象の仲間がオツベルを踏み殺してしまう。白い象は仲間にさびしくわらって感謝する 「生きるために必要なことは何でもやって自力で生きていきたい。でも、うまくいきません。それも現実として引き受けて、グニャグニャ曲がりながら生きていくと。疲れてますねぇ、私」

ー ああ、ミツバチの箱の中に入っちゃいけないったら

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