2021.9.27 お願い〜農場に遊びにいらっしゃる時に、お土産は・・・

有機JAS認証取得への道のり

ごあいさつ

みなさん、こんにちは。埼玉県毛呂山町にある「旬農場」の三好隼平です。農園は有機栽培でやっております。持続可能な農業で高栄養価な野菜作り目指しております。“栄養価が高く安全で、旬な採れたて野菜を食べてもらいたい”というコンセプトで経営しております。年内には有機JASの獲得を考えております。 さてこの有機JASの獲得ですが私の経験をもとにしたナレッジというのですか、実況で案内をしてゆこうと思います。その前にこれから独立して農業をやろうとする方に、私が農業で独立したときの話をしたいと思います。

独立ハードルが高い

山口県で師匠の元、農業を学んでいる時には、あちこちから、自分の土地で農業をやってほしいと声がかかっていたので、若手農家はこれから重宝される人材であると思っていた。 農業で独立を決めて、埼玉で就業しようとした際に、役場も町も受け入れてくれず、誰も何も助けてくれなかった。そのため、始めるまでにとにかく時間がかかった。僕は幸い妻の地元で独立を決めたので、妻の人脈を通じて「神田大浦農場」の神田さんと出会うことができ、始めることができたが、まったく人脈がない人が農家になろうとするととてもハードルが高いことなんだと思った。

経営と生産の両輪に難あり

山口では師匠と二人で分業することで作業効率の向上を図っていたが、いざ独立してみると一人でできることは限られていることに気づいた。生産についてはずっと学んできたが、経営に関しては学んではいたものの、自分一人でやろうとすると何から始めていかわからず、いざ独立してみると一人でできることは限られていることに気づいた。自分で売り手先をみつけたり、個人事業主登録をしたりと初めにやることが多く、生産に注力できるまでに時間がかかった。妻が営業や広報の面で支えてくれていたから、どうにか生産に注力できる今の形を作ることができたが、妻の手も借りず、一人で営業もすべて行おうとすると、生産にかけられる時間も少なくなり、その分売り上げも上がらずで、一人でできることの限界を感じた。それは今でも。

離婚の危機

妻の仕事が忙しくなったことにより、家庭として大事にしたいことそれぞれの想いと行動のズレが生じたことをきっかけに離婚の危機が発生。今まで妻に経営の相談をしていたり、妻の人脈で仕事の人脈も広げて行ったりしていたこともあったので、農園の経営としても、個人のモチベ維持としても危機を感じた。農園の仕事はほとんど一人でやっている仕事だからこそ、家族がいることの大切さを改めて実感した(今はとても仲良しで、旬農園の経営においても本格的に手伝ってもらっています)。

台風被害

2019年10月、台風で住んでいた家が、床上浸水、畑も浸水してしまった。家探しなどに時間が取られ、畑仕事に1カ月注力できない日々があった。作付けがその時期にできなかったことで、翌年の栽培にまで影響が出てしまった。

コロナ禍で飲食店注文激減

飲食店からの注文が減ってしまったり、飲食店が閉業してしまったことで売り上げが減ってしまった。最近、地元に根付いた農家になっていくために街づくりプロジェクトにも参画を始め、埼玉の地元の人一人でも多くの人に僕が作った安心安全な野菜を食べてもらうためにスーパーへの卸も考えているので、農園の地元ファンも作っていけるといいなと思っています。 個人のセット野菜販売をメインと4店舗への飲食店への卸が売り手先であり、個人セット野菜はコロナによりニーズの拡大をしているが、各家庭へ少量販売になるため、リソースに対して売り上げが低く、利益率としては低い。一人ですべてやるからこそ、セット野菜を今後メインにやっていくと回らなくなる可能性を感じている。飲食店については、コロナによって閉店・閉業してしまった取引先もあり、安定した収益を得られないので困っている。2021年からは量販店への販売のために種類も少なくしていこうと思っている。

有機JASを取得する理由

さて、有機JASを取ろうと思った理由であるが、せっかく有機栽培で野菜を作っているのに、有機野菜であるということを発信してはいけないことにずっとストレスを感じていた。自分のこだわりを自信を持って発信していきたいと思った時に、有機JASの認定が必要であるとわかった。また、量販店に本格的に卸して行くには有機JASの認定を取ることで付加価値をつけて販売していくことができるだけではなく、消費者の方にとっても安心して買ってもらえるようになると思った。コロナ禍で直接「マルシェ」などで販売する機会が減ってしまっている今だからこそ、消費者からの信頼獲得のためにも有機JASの認証獲得を目指している。しかし初めてやることなので、何から手をつけていいかわからない。

申請書作成段階で重圧

申請する書類の量がとても多く、規約も細かい。書類関係手続などの事務作業がとても苦手な僕にとってリソースを多く割かなくてはいけず、時間がかかるとわかった。申請にお金がかかるし、継続にも年間5万円ほどかかるなど、付加価値をつけて売っていかなくては利益率が下がってしまう可能性もある。費用がかかってくるのは自分にとってとてもプレッシャーであります。また、本当に申請が無事通るのかという点についてもとても不安です。

取得までの大まかな流れ

有機JASの講習会を受けて修了証明書を習得 ​(3日間の受講で2万円、少しお高め)

↓ ⭐︎申請書類の作成(←2021年1月末。ここ)

↓ 申請書類の提出/受理

↓ 審査員による審査

↓ 実地調査

↓ 不足資料などの再提出

↓ 判定委員会による審査

↓ 認定料の請求/支払い

↓ 認定書の交付

↓ 1年毎の実地調査/年間作付け表、格付け報告書提出

実況報告

取得までの今後様子はその都度このサイトで発信してゆきます。 最終的には、単価も低く、大変な仕事である農業イメージを変えていくために、公務員やサラリーマン以上の収益を獲得し農業人材を増やしていく。個人としては、家庭構築のために家のローンを組めるくらいの所得を得、将来自分の子どもに農業を仕事にしていきたいと思ってもらえるような経営をしていくことを目標にしております。

つづく……(三好隼平・談)

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